大曲の花火2012
大曲は小さな町である。ここに着いた時はもう夜半の12時に近かった。横手と同じく雪が降り積もっている。家の形は秋田風だ。最も美しいのは、橋の上から見た素晴らしい月夜の景色だ。これは景色でなくて本当の絵そのものだ。私は未だかつてこんな美しい雪景色を見たことがない-(ブルーノ・タウト「日本美の再発見」より)
建築家ブルーノ・タウトは、1933年53歳のときにドイツより亡命し来日。大曲に訪れたのは1936年2月7日の事でした。これは、ブルーノ・タウトが絶賛した、丸子橋から大平山を望む風景です。大曲の花火は、当時この場所で打ち上げられていました。